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腱板損傷(断裂)ついて

■2014/12/09 腱板損傷(断裂)ついて
腱板損傷(断裂)ついて
今回は腱板損傷について書いていきたいと思います。(腱板断裂も含んで。)
これは前回書きました五十肩と一緒に混在していることが多いからです。

この腱板損傷を説明する前に腱板について説明します。
腱板とは肩を安定させるためにある腱を合わせたものをさします。
*棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋この四つの腱が肩甲骨から上腕骨(腕の骨)についています。(写真はこの部分です。)
この中で一番断裂しやすいのは最初に書いた棘上筋です。

腱板損傷の原因は加齢による変性、力を入れた時に負担がかかって損傷、肩峰(肩を触ったときの出っ張ってる部分)との衝突などが挙げられます。住民検診の調査では50歳代に10人に1人、60歳代に3人に1人の割合でいるそうです。
ただこのうち半分くらいは症状が出ていない無症候性断裂だそうです。
(普通の住民検診に腱板損傷を調べる項目はないでしょうし、今回細かいこと調べて初めてそういうデータを取ったことを知りました。ですので住民検診で腱板損傷があるかどうかを調べられるわけではありません。)

腱板損傷の症状は動かすと痛い、夜寝てて痛い、腕が上がらないなどが多いですね。
この腕が上がらないには特徴があって「反対の手を使ってあげると上がる。」、「誰かにあげてもらうと上がる。」でも『自分の力では上がらない』という状況になります。もちろん痛みを伴うことも多いです。
あとは上げた手をゆっくり下ろすと途中で支えられなくなりガクッと落ちてしまう現象が起きます。
ちなみに夜の痛みは午前2時〜5時ごろが皮膚温が最も低くなって痛みを感じやすくなったり、寝ている姿勢自体が肩関節の位置を変え腱板に負担をかけるためと考えられているそうです。

一言に腱板損傷ですと言っても小断裂、中断裂、大断裂に分けられるし、症状もかなり差があります。

あまりにひどい場合は手術療法が行われます。鏡視下での手術です。まあここは手術することがあるんだくらいに思っておいてください。

この腱板損傷ですが最初に書いたように五十肩と一緒になっていることも多くその方は肩の動きは悪いし、力を入れると痛いし、結構大変なことが多いです。腱板損傷の手術をしても動きが出ていないのでその後のリハビリも大変になります。

五十肩だろうと思って甘く見ているとこんな事もありますから注意してください!今回紹介したものの他に色々、確かめる方法はありますがそれはきちんと知識のある方に見ていただきましょう!

次回は石灰性腱炎について書きたいと思います。


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